お茶が持つ驚きの口臭対策効果とは?
みなさんは食後の口直しに何を飲みますか?お水、コーヒー、お茶など人それぞれだと思いますが、もし口臭が気になる人はお茶を飲むと良いかもしれません。
お茶と聞いて口臭対策効果を連想する人はあまりいないですよね。でも実はお茶には口臭を抑えるのにとても効果的な成分が含まれています。そんなお茶と口臭対策について探っていきたいと思います。
お茶に含まれる口臭予防成分について
お茶には殺菌効果や消臭効果があることは広く一般的に知られているのですが、これらはお茶に含まれるカテキン、フラボノイド、カフェインなどの成分が作用しています。お茶のなかでも特に緑茶にはこれらの成分が多く含まれております。
カテキンには抗菌作用があり、臭いの原因となる物質が体内で生成される時にその臭いを抑える働きをします。またフラボノイドには大変すぐれた消臭効果があり、口臭対策用のガムの原料や、トイレの消臭剤にも使用されている成分です。
ただしお茶に含まれているカフェインはコーヒーなどにも含まれる成分ですが、リラックス効果がある反面、交感神経を興奮させてしまう効果があります。交感神経が働くと逆の働きをする副交感神経が抑制されてしまいます。副交感神経は唾液の分泌を司っている為カフェインによって唾液の分泌量が抑えられて口内の細菌が繁殖してしまいます。
お茶でにんにくを食べた後の口臭対策をしましょう。
お茶の殺菌・消臭効果は口内の細菌や臭いを抑えて口臭対策してくれるのですが、にんにくを食べた後はニンニクに含まれているニオイ成分アリシンが体内に取り込まれて体の中から口臭がきつくなってしまいます。しかしお茶はそんな体内から出てくる口臭にも効果があります。にんにくを食べた後、胃に吸収される前にお茶を飲むことでにんにく特有の臭い口臭を抑えることができます。ただし食後30分以上経過するとにんにくは体の中に吸収されてしまいお茶では臭いを抑えることができなくなるので注意して下さい。
にんにくやニラが原因の口臭については以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる人は是非参照してみて下さい。
その他のお茶と口臭対策効果
緑茶の他にもウーロン茶や紅茶にも同様の成分が含まれています。他にも口臭に効果的なお茶として熊笹茶やルイボス茶、いちょう葉茶、柿の葉茶などもあります。これらのお茶にも口臭予防効果のある成分がたくさん含まれていますが、飲みすぎるとカフェインの効果によって唾液の分泌量が減少するので注意が必要です。なので食後に一杯お茶を飲むことで効果的に口臭を予防するようにしましょう。