
除毛クリームは使い続けていると毛が薄くなるというのは本当なのでしょうか?
ムダ毛処理ができて、毛も薄くなるなら除毛クリームを使わない手はないですよね。
ただ残念ながら除毛クリームには毛が薄くなる効果はありません。
ただし除毛クリームは抑毛効果がある商品もあったり、カミソリで剃るのと比べて濃く見えにくいというメリットがあります。
この記事では「除毛クリームを使えば毛が薄くなるとのでは?」と期待していた人のために、除毛クリームの抑毛効果や毛が薄く見える効果について説明しています。
ムダ毛を少しでも薄くしたい(見せたい)人はぜひチェックしてみて下さい。
除毛クリームは使い続けると薄くなるの?

除毛クリームに毛を薄くする効果はなし
除毛クリームは残念ながら使い続けても毛が薄くなることはありません。
これは除毛クリームの仕組みを考えてもらうとわかるのですが、除毛クリームは毛穴から皮膚の表面に出た部分の毛だけを溶かして除毛します。
だから毛穴の中には次に生えてくる毛が残っていて、しばらくするとこれらが生えてきます。
つまり毛の量が減ったり薄くなることはないということです。
ただしその逆で、除毛クリームを使い続けたとしても毛が濃くなるということもありません。
カミソリや電気シェーバーのように生えている毛を剃るのではなく、除毛クリームはすね毛を溶かすので毛の断面が丸みを帯びた形になります。
そのため、毛を剃ったあとのチクチク感に不快な思いをすることがありません。さらに、毛が太くなったように感じることもなく、濃く見えるようなこともないのも特徴です。
抑毛効果がある除毛クリームなら毛が薄くなるかも?
除毛クリームの中には抑毛成分が配合されている商品があります。
このような除毛クリームを使うことで、毛が生えてくる速度を遅らせたり、毛が薄くなる効果が期待できます。
抑毛成分が浸透することで毛根細胞を委縮させ、細く、薄くしていく作用や、毛のタンパク質を柔らかくすることで、処理しやすくするという作用がメインです。
具体的な成分としては以下のようなものがあります。
- イソフラボン
- アマチャエキス
- ヒオウギエキス
- パイナップル
ただし、抑毛効果は濃くて太い毛には表れにくいことや、継続して使わないと効果が表れないという特徴があります。
少しでも毛を薄くしたいという人は抑毛成分が配合された除毛クリームを選ぶと良いでしょう。

即効性や見違えるほどの効果を期待するとがっかりする可能性がありますよ。
抑毛ローションで毛が生えてくるのを抑えるのもおすすめ
除毛クリームを使った後に抑毛ローションを別で使うのも、毛を薄くするのにはおすすめです。
抑毛ローションを別で使うことで、除毛は毎日しないけど抑毛成分は毎日使うということができます。
しかも抑毛ローションはだいたい1日に1~2回使う商品が多いので、より抑毛効果を実感したい人は除毛クリームとは別で抑毛ローションを使った方がよいですね。
抑毛ローションのメリットとデメリット
抑毛ローションには以下のようなメリットがあります。
- 除毛クリームの使用頻度を減らせる
- 肌に優しいので敏感肌の人も安心
- 塗るだけなので痛みがない
そして以下のようなデメリットもあります。
- 濃くて太い毛には効果が表れにくい
- 即効性がない
- 長く使い続ける必要がある
- 脱毛効果はない
抑毛ローションはドラッグストアやネット通販で手軽に購入することができます。
また、1,000円未満のリーズナブルな商品もありますので、まずはお試しで使ってみるのも良いと思います。
カミソリでムダ毛を剃ると濃くなるの?

除毛クリームとは逆でカミソリでムダ毛処理を続けていると毛が濃くなるという噂を耳にすると思いますが、これも実はウソです。
実際には「濃く見える」というのが本当の所です。
人の毛は先にいくほど細くなっていますが、カミソリで剃ると途中でカットすることになるので、断面が大きくなってしまいます。
同じ量の毛でも断面が大きい毛が多い方が毛が濃く見えてしまいます。
これがカミソリで剃ると濃くなるという噂の真相です。

除毛クリームは毛を溶かして除毛するので、処理した毛の断面が大きくなりにくいので、濃く見えにくいんですね。
薄くなったように見せるなら脱色クリーム

ムダ毛を薄く見せるには脱毛クリームを使う方法もあります。
ムダ毛を黒色から茶色(金色)に脱色することで、遠くから見ると毛がないように見えたり薄く見えます。
ムダ毛を剃りたくないけど薄く見せたいなら脱色クリームがおすすめです。
脱色クリームはドラッグストアやネット通販などで1,000円以下で買えます。
脱色クリームの効果は約1週間
脱色クリームは一度使用しても、新しく生えてくる毛は黒色なので繰り返し使う必要があります。
効果の持続期間は個人差がありますが、おおよそ1週間程度と考えておくと良いでしょう。
だから毛の色をキープするためには1週間に1回程度で脱色クリームを使わなければなりません。

除毛クリームもツルツルの状態を維持するには1週間に1回程度の頻度で使用するので、面倒くささは脱色クリームも同じくらいですね。
脱色クリームのブリーチ剤は刺激強いので注意
脱色クリームには髪の毛用のヘアカラーと同じくブリーチ剤などの刺激が強い成分が使われています。
だからお肌が弱い人には向いてません。
またお肌が弱くなくても繰り返し脱色しているうちにアレルギー反応が出たりする可能性もあるので、お肌の異変にはよく注意しながら使用する必要があります。
もちろんVIOや顔などのデリケートな部分には使えないので覚えておきましょう。
そもそも毛深くなる原因って何?

除毛クリームで毛は薄くなるの?と調べている人は、多少なりとも毛深くて悩んでいると思います。
毛深い理由には大きく分けて3つの原因があります。
(1)親からの遺伝
子供の頃から毛深い人や、両親・祖父母に毛深い人がいる場合は、遺伝が原因と考えてよいでしょう。
体毛は遺伝による影響が大きく出やすい部分です。
また、幼少期からその影響が表れやすいのも1つの特徴です。
体毛の濃さは、遺伝によって影響を受けます。また、幼少期の頃から遺伝として体に現れることが多いため、幼い頃から毛深い場合は遺伝であるケースがほとんどです。

祖父母で毛深い人がいる場合には覚醒遺伝の可能性も考えられますよ。
(2)ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスは体毛の濃さへ影響を与えてしまいます。
体内で女性ホルモンよりも男性ホルモンが優位になると毛が濃くなってしまいます。
ホルモンバランスが乱れる要因としては以下のようなものがあります。
- 睡眠不足
- 加齢
- ストレス
- 食生活の乱れ

生まれつき毛深い体質ではないけど、最近毛が濃くなってきたように感じるような場合はホルモンバランスの乱れを疑ってみましょう。生活習慣や食生活を改善すると、毛深さが治ってくるかもしれませんよ。
紫外線・摩擦など外部の刺激
お肌に外部からの刺激が強くかかると、肌のトラブルとして毛が濃くなる場合があります。
- 紫外線の浴び過ぎ
- 衣服による摩擦
- カミソリや毛抜きによる刺激
- 体が冷えやすい環境
これは外部からの刺激に対して肌を守るために体毛が濃くなるという人間の本能的なものです。
これらが原因の場合には生活環境が変わると体毛の濃さが変化してくるかもしれません。
【結論】除毛クリームを使っても薄くならないし、濃くもならない!
この記事を読んでもらって、除毛クリームでは毛が薄くならないことが分かったと思います。
ただしカミソリで剃るのと比べると、毛が生えてきた時に濃く見えにくいというメリットがあります。
また、除毛クリームの中には毛が生えてくるのを抑える抑毛効果がある商品もあるので、少しでも毛を薄く見せたいという人はこのような商品を選ぶと良いですね。
除毛クリームを上手く使って、薄く見えるムダ毛処理をやりましょう。