口臭の原因にもなる口呼吸を改善するおすすめの方法!
呼吸は無意識に行っているものです。そして鼻で呼吸するのが正しいのですが、最近は口で呼吸をする口呼吸(こうこきゅう)の人が増えているといいます。
口呼吸の人は常に口が半開きの状態なので「だらしない」や「バカっぽい」イメージを持たれることも多いんです。しかも見た目の印象だけでなく、体にさまざまな負担も与えてしまい、口臭がきつくなるという原因にもなります。口呼吸による口臭は生ゴミのような臭いで、かなりくさい臭いになる場合もあるので要注意です。
ではそんな口呼吸による症状や改善方法について紹介したいと思います。
口呼吸を自分でチェックする方法
自分の呼吸が鼻呼吸なのか口呼吸なのか自覚していますか?呼吸全体の8割りを鼻で行っている正常な呼吸と言えます。
あなたはこんな症状がありますか?
- 朝起きると喉がヒリヒリする
- 唇がいつも乾いている
- 口がいつも半開き
- 食べ物はいつも片側だけで噛んでいる
- 食事の時にクチャクチャ音がなる
- いびきや歯ぎしりをする
- 歯並びが悪い
これらの項目に当てはまる人は口呼吸の可能性があります。
ティッシュペーパーで簡単にチェック
口呼吸はティッシュペーパーで簡単にチェックすることができます。
ティッシュペーパーを縦長にちぎって端っこを少し塗らして鼻の下に貼り付けます。もし口呼吸しているなら呼吸のタイミングに合わせてティッシュが口の中に入ろうとします。この方法なら簡単にあなたが口呼吸かどうか確認することができます。
口呼吸が与える体への悪影響
ではなぜ口呼吸がいけないのでしょうか?それは口呼吸が体にさまざまな悪影響を与えるからなんです。
風邪や喘息などの原因
口で呼吸をしていると空気中の細菌、ウィルス、排気ガス、ホコリ、花粉などが喉から肺ってきます。その際に喉にあるリンパ組織がダメージを受けてしまいます。リンパ組織がダメージを受けすぎると慢性的な細菌感染症状態になり体の免疫機能がおかしくなってしまいます。その結果喘息やアレルギーや風邪をひきやすくなってしまいます。
虫歯や歯周病の原因
口の中は通常唾液が分泌されていて口内の細菌を洗い流してくれる働きをしています。ところが口呼吸をしているとせっかく分泌された唾液が乾いてしまい口内に細菌が繁殖しやすくなってしまいます。その結果虫歯や歯周病になりやすくなります。
歯並びが悪くなります
口呼吸をしているということは常に口が開いた状態だということです。口を開けた状態だと口内の筋肉が常に緩んだ状態になるので歯並びが悪くなってしまいます。歯並びが悪いと虫歯や歯周病にもなりやすく口臭の原因にもなります。また顔つきもだらしなくなってしまいます。
その他にも口呼吸はいびきや無呼吸症候群の原因にもなる可能性があります。
鼻の優れた機能について
鼻は呼吸をする上で非常に優れた機能を持っています。
フィルター機能
まず空気中に含まれている大きなホコリは鼻毛によって遮断されます。そしてその奥の空洞ではさらに小さいホコリや細菌、ウィルスなどをねばねばした壁に吸着して絡めとり体内に侵入しないようにしてくれます。そして絡めとった細菌やホコリなどは鼻水として体の外へ排出されます。
加湿効果
冬の空気は冷たく乾燥しています。その空気が鼻の中に入ると鼻の奥の空洞の温かく湿った壁で空気が温められ、さらに加湿されて肺に入っていきます。
口呼吸と口臭
先ほども紹介したように口呼吸は口内の乾燥を招くことから歯周病や虫歯の原因になります。さらに歯並びも悪くなるので食べかすや歯垢も溜まりやすくなります。これらのことから口臭もきつくなってしまいます。歯周病による口臭は生ゴミに例えられるほど強烈な臭いなので注意しましょう。
口呼吸を改善する方法
口呼吸を改善するにはまず舌の位置を意識すると良いでしょう。通常舌の位置は上顎にくっついている状態が正常です。この位置に舌があると自然と口が閉じて鼻呼吸になります。これを日常から意識することで口呼吸を改善することができます。
また口呼吸の改善には「あいうべ体操」が効果があるそうです。やり方は口を大きく開けて「あー」口を横に開けて「いー」口をすぼめて「うー」舌を出して「べー」という一連を繰り返しましょう。1日に30回を目標に行うことで口呼吸の改善に効果があるそうです。
また寝るときにマスクをしたり口にテープを張って口呼吸を防ぐ方法もあります。是非自分にあった改善方法を見つけて口呼吸を治していきましょう。